はじめに
「MMVの共有」のような取り組みは、制度や方針があっても現場に届ききらないところから生まれるモヤモヤを、減らしていくのに効きやすい一手です。
忙しさが続くほど周知物を読む時間が取れず、誤解や遠慮が残りやすい場面があります。
当事者同士が同じ前提で話せる材料を揃えることが、定着の土台になります。
チャネルの例
社内で勉強会を開き、ビジョン・ミッションを共有する。
また、社内報や情報共有ツールで、社長・幹部の考えを発信する。
さらに、研修の中に、トップが語る時間を設ける。
うまくいかせるコツ
トップの言葉だけでなく、現場の具体行動例を同じ回に載せると抽象度のギャップが縮まります。
チャネルが複数あるほど、同じ核心メッセージを短く繰り返した方が誤解が減ります。
期待できること
トップがどこへ向かい、何を大切にしているかが伝わり続け、不信感の払拭や一体感につながりやすい。
事例のイメージ
LIFULLはビジョン共有が弱く「何のために働くか」が曖昧だった時期に、上司から部下への発信や一人ひとりに責任ある役割などを進め、エンゲージメントと一体感、業績改善(売上昨対目標など)につなげたとされています。
効果を見る目安
素材に数値目標や実績があれば、同じ指標で導入前後を比較できるようデータの取り方だけ先に固定しておくと説明しやすいです。
相談件数・会議での言及・チャンネルの活動量など、行動のシグナルを一つ選び、定点で観察すると変化が見えやすいです。
自分の言葉での説明や「日々の業務とのつながり」が具体例つきで語れるかを、1on1や小グループでサンプル聴取すると定着度が見えます。
企業事例
株式会社LIFULLでは、ビジョンの共有ができておらず「何のために仕事をしているのか」を確認できない状況でした。
そこで、上司から部下へのビジョンの発信や、一人ひとりの従業員に責任ある役割を担ってもらうなどの施策を実行しました。
その結果、エンゲージメントが向上して会社に一体感が生まれ、業績もアップし、売上昨対300%の目標を達成しました。