はじめに
「対話を重視した公募型マネジメント研修」のような取り組みは、制度や方針があっても現場に届ききらないところから生まれるモヤモヤを、減らしていくのに効きやすい一手です。
忙しさが続くほど周知物を読む時間が取れず、誤解や遠慮が残りやすい場面があります。
当事者同士が同じ前提で話せる材料を揃えることが、定着の土台になります。
設計
マネージャー・課長代理を対象に公募型の組織マネジメント研修。アドバンス(マネジメント観の見直し)とベーシック(必要スキル)に分ける。対話の量と質、育成支援を重視。
狙い
必須参加から自発的学びへシフトする。
うまくいかせるコツ
提出から返答までの目安日数と、採用/見送りのフィードバック方針を決めると信頼が溜まります。
最初はテーマや部門を絞って小さく回し、成功例を見せると参加が広がりやすいです。
安全に発言できるルール(否定しない・守秘・全員ではない参加型も可)を冒頭で共有すると深い話になりやすいです。
議事の共有範囲(全体共有/要約のみ)を決め、次のアクション担当を一人置くと「良い話で終わり」を防ぎやすいです。
研修内容を現場のケースに置き換える演習まで入れると、翌週からの行動に繋がりやすいです。
受講後90日の実践目標と上司フォローをセットにすると定着率が上がります。
期待できること
すぐ実践できる対話型マネジメントが身につき、当事者意識が高まりやすい。
参考
東京海上日動あんしん生命の公募型研修の例があります。
効果を見る目安
相談件数・会議での言及・チャンネルの活動量など、行動のシグナルを一つ選び、定点で観察すると変化が見えやすいです。
目的達成の中間指標(行動・制度利用・理解度)を一つずつ決め、四半期で見直すと軌道修正がしやすいです。
企業事例
東京海上日動あんしん生命保険株式会社では、「対話」をキーワードに、信頼関係をベースにしたマネジメントの実現を目指し、公募型の組織マネジメント研修を実施しました。
マネージャー層と課長代理層を対象に、アドバンスとベーシックの2クラスに分け、自身のマネジメント観の見直しや必要なスキルの習得を促しました。
結果として、受講者満足度の高い研修となり、実践的なマネジメント手法を学ぶ機会となりました。