Willoopのエンゲージメントサーベイで「自分事化」のスコアが低いとき、社員の多くが「この仕事は誰かのために"やらされている"もので、自分が選んだものではない」と感じています。強みや意欲を活かせない状態が続くと、仕事は義務の消化になり、やがてモチベーションの火は消えてしまいます。
こんな悩みを解決できます
「もっとこんな仕事がしたい」「こっちの分野が得意なのに活かせていない」——そんな思いを持つ社員が、声を上げる場も仕組みもないまま日々をこなしている状態があります。会社が求める「やるべきこと」と社員がやりたい「やりたいこと」の間にズレが生じ、仕事への熱が上がらない。この問題は、個人の意欲の問題ではなく、組織の設計の問題です。
こんなサーベイ結果の時に効果的です
Willoopのサーベイにおいて、以下の設問のスコアが低い組織に特に推奨されます。
- 「業務について自分の意思で「やりたい」という気持ちの方が、役割として「やるべき」という感情より強い」(自分事化)
- 「この仕事を通じて、良いように自分が変化している実感が確かにある」(価値)
- 「自分が成長する機会や環境があると感じている」(成長環境)
- 「自分の考えや意見が尊重されていると感じている」(尊重)
「やりたいことを言える場がない」「自分の強みが活かされていない」という感覚は、自分事化・成長・尊重の3つのスコアを同時に押し下げます。
具体的な実行施策
- 「できること」「やりたいこと」の共有プラットフォーム整備 — グループウェアやSNS的なツールを活用し、社員が自由に自分のスキルや意欲を発信できる場を作る
- 会社の「やるべきこと」との接点づくり — 会社が求めるプロジェクトや課題を可視化し、社員の意欲と紐づけるマッチング機能を設ける
- 上司との「やりたいこと」対話の習慣化 — 1on1で「今どんな仕事に興味があるか」を定期的に聞く文化を作る
施策の優先順位の目安
すべてを実施する必要はありません。自組織の状況・予算感に合わせて、取り組みやすいものから選んでください。
- 「できること」「やりたいこと」の共有プラットフォーム整備 — 社内チャットのチャンネルを一つ作るだけで始められる
- 会社の「やるべきこと」との接点づくり — プロジェクト公募の設計と人事制度との連動が必要
- 上司との「やりたいこと」対話の習慣化 — 1on1テンプレの改訂とマネージャー研修が必要
期待できる効果
「自分の意思でこの仕事をやっている」という感覚は、モチベーションを外から注入するのではなく、内側から湧き上がらせます。自分で手を挙げて取り組んだ仕事は、上から与えられた業務とは比べ物にならないほど当事者意識が高まります。
サイボウズでは「モチベーション創造メソッド」と名づけた取り組みで、グループウェア上に社員の「できること」「やりたいこと」を集積。会社の「やるべきこと」と接続する機会を設けることで、社員が自律的にモチベーションを管理しながら働く文化を実現しています。
セルフチェックリスト
自組織に当てはまるものがあれば、この施策を検討してみてください。
- 社員が「自分の強みが活かされていない」と感じている
- キャリア希望を伝える場所がなく、配置転換の機会もほとんどない
- 自分から手を挙げる文化がなく、仕事は全て上から割り振られる
- モチベーションが高い社員とそうでない社員の差が大きくなってきた
企業事例
サイボウズ株式会社 は、グループウェアを活用した「モチベーション創造メソッド」という取り組みを実施。社員が「できること」「やりたいこと」、会社が「やるべきこと」をプラットフォーム上で共有し、接点を見つけることで、社員が主体的にモチベーションをコントロールしながら働ける環境を構築しています。