Willoopのエンゲージメントサーベイで「自分事化」のスコアが低いとき、組織では「会社や上からのルールに従うだけ」という受け身の感覚が広がっています。行動指針は「守らされるもの」ではなく「自分たちで決めたもの」になったとき、初めて行動に直結します。グループスローガンは、その「自分たちで決めた」を小さな単位から始められる施策です。
こんな悩みを解決できます
会社のミッションやバリューは浸透しているが、チームや個人の行動レベルでの当事者意識が薄い。部門・チームごとに「自分たちの行動指針」を持つことで、より身近な自分ごと化を促したい。
こんなサーベイ結果の時に効果的です
Willoopのサーベイにおいて、以下の設問のスコアが低い組織に特に推奨されます。
- 「業務について自分の意思で『やりたい』という気持ちの方が、役割として『やるべき』という感情より強い」(自分事化)
- 「自分の仕事の目的や内容を十分に理解し、その意義に納得している」(理解・納得)
- 「この仕事を通じて、自分の存在が誰かの役に立っていると感じる」(存在意義)
- 「他メンバーの成果を自分のことのように心から嬉しく思えることがよくある」(仲間意識)
「会社のビジョンは理解しているが、自分のチームとの繋がりが見えない」という状態の組織に特に有効です。
具体的な実行施策
- 企業のミッションやバリューとは別に、各グループで独自の行動指針となるスローガンを設定する — チームメンバー全員で「自分たちはどう動きたいか」を議論して言語化することで、チーム固有の当事者意識が生まれる
施策の優先順位の目安
すべてを実施する必要はありません。自組織の状況・予算感に合わせて、取り組みやすいものから選んでください。
- 企業のミッションやバリューとは別に、各グループで独自の行動指針となるスローガンを設定する — チームで30分話し合うだけで今日から始められる
期待できる効果
「自分たちで決めたルール」には不思議な力があります。同じ内容でも「上から降りてきたもの」と「自分たちで決めたもの」では、遵守率も体感も全く異なります。スローガンを決める過程でチームメンバーが「自分たちはどうありたいか」を語り合うことそのものが、仲間意識と主体性の土台をつくっていきます。
帰属意識の研究でも「ビジョンが不明確」「コミュニケーション不足」が当事者意識の低下要因として挙げられていますが、グループスローガンはチームサイズで両方を同時に解決します。
セルフチェックリスト
自組織に当てはまるものがあれば、この施策を検討してみてください。
- 会社のバリューはあるが、チームとしての「自分たちらしさ」が言語化されていない
- チームメンバーが「チームとしての誇り」を語れない
- リモートワークや部署拡大でチームのつながりが薄れてきている
- 管理職が「もっと主体的に動いてほしい」と感じているが、どこから変えればいいかわからない
企業事例
パーソルキャリア株式会社では、IT部門のエンジニアを対象に、企業のミッション・バリューに加え、グループごとに独自のスローガン(行動指針)を設定する取り組みを行いました。「自分たちで決めたスローガンは守り抜く」という主体的な行動が生まれ、組織スコアが大きく向上しました。